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第4期後半から稼動が始まった太陽光のおかげで、 第5期はまるまる一年間太陽光による収益がありました。
太陽光でどれほど会社を運営できるものなのか自分自身興味ありましたが、 今日、その決算を報告させていただきます。
結論から言いますと散々な結果でした。
詳しくは後に述べるとして、その前に、財務諸表について一節。
私は、財務諸表の意義を大竹愼一氏やバフェットから学びました。
大竹氏はその著書の中で財務諸表の読み方を活き活きと描写してくれます。
曰く、
などなどです。
バフェットの書からも、具体的な財務諸表の読み方を教わりました。
その視点(株式投資の視点)から、ウェルス・テクノロジーの成績を見てみましょう。
今期中に資本をプラスにすることはできませんでした。
予想外にコストがかかっており、来期は、よりいっそう出費を抑える努力を行います。
具体的には、
以下、具体的数字は差し控えますが、比で表せる指標を挙げます。
粗利益率: | 100% |
SGA比率: | _82% |
支払い利息比率: | _27% |
ROA: | __0.45% |
借入金短長比: | __0% |
負債比率: | n/a |
(※ ↑桁を合わせるために 2桁数字には '_'(アンダースコア)を頭につけています。 マイナスではありませんw)
原価は0円(太陽光)なので、粗利益率は 100% 。
バフェットの銘柄選択の基準は
粗利益率 >= 40%
なので、この点に関してはウェルス・テクノロジーは合格でしょうか。
バフェット基準は:
粗利益に対するSGA比率 <= 30%
なので、ウェルス・テクノロジーは論外ですね。。
バフェット基準は:
営業利益に占める支払い利息比率 <= 15%
です。
100%に近い会社や100%を超えるような会社は借金の金利で利益が全て吹っ飛んでしまっている、 ということです。
借入金は低いほど良いわけですが、バフェットはそこに 15%以下、 と言う基準を与えてくれています。
うーん、だめですね、ウェルス・テクノロジーは。。
自分の経験から言うと、人間の大きな弱点はふたつある。それは酒とレバレッジだ。 バフェット、p.86
ここに公表するのも恥ずかしい数字ではあります。
太陽光発電は初期設備投資コストの大きい事業のため、ROA はどうしても 低くなりがちです(言い訳)。
借入金の長短について検索すると、会計的にはどちらかに偏ることなく バランスをとったものが良いとのこと。
バフェット的には
短期 / 長期 <= 1
である必要があるとのこと。
ウェルス・テクノロジーでは短期借入はゼロなので、この点は合格でしょうか。
バフェット的には
負債比率 = 負債合計 / 純資産合計 <= 0.8
が合格。
ウェルス・テクノロジーは全くの不合格です。。