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NHK BS2「放浪職人『ヴァルツ』が行く」を観ました(2017/09/15)。
大変興味深かったです。
ドイツのマイスター制度の一つのようで、 600年の歴史のあるものだそうです。
ヨーロッパ各国を歩いて(時にヒッチハイクで)職を探す職人。
技術と経験と忍耐を学ぶための制度のようです。
3年と1日、家にも戻れない。
独特の服装。非公開の儀式。
旅先の工房で仕事をするクリストフ。
工房の仕事の間違いを指摘したり。
腕を見込まれ、親方に屋根の修理全てを任された。工期は2週間。
突然の追加工事。
治具を自作することで効率を早める手法を見出す。
過去の修行が役立ったとのこと。
4週間の仕事が終わり、最後の日の食事。
親方のメモ「また一緒に仕事をしたいものだ」
なんとも嬉しい言葉です。
エンジニアの仕事の意義はここにある、と僕も思っています。
23歳の女性。仕事探し。断られるのは普通。村の公園での野宿。
なかなかかわいい女性が、黒のハット・黒の衣装で諸国を歩き、 田舎町の小さな家具工房に立ち寄って、仕事があるか聞いていました。
マーケットで試食と称してソーセージやチーズをつまむ。
「たまにしかしないわ」^_-
と明るく言うのだけど、なんだか切ないものを感じるのは私だけでしょうか…。
女性が暗い公園で野宿をする姿も、自分の娘がそんなことをすると…、 と思うと心配になってきます。
いや、でも、彼女には家具職人になる夢があり、 その表情はやはり明るい。そこに救われる思いがしました。
仕事の見つからないマークス。
人生で一番つらい経験をしたマークス。
旅の途中、母を亡くす。
修行中、1日だけの帰路を許されたようだ。
友人に助けられ、1週間の仕事を一緒にするチャンスを得た。
放浪職人の仲間は家族のようなものだとマークスは言います。